ラズパイをPCから操作する

ラズパイをPCから操作する

前回の記事で、スマホによる遠隔操作は使い勝手がイマイチだったので、PCで操作する方法を調べてみた。

例えば、PCとラズパイをUSBケーブル1本で繋ぐ方式というのがあるらしく、ハードウェア的にはこれが一番簡単で多通信速度も速そう。しかし、ラズビアンのディスクイメージのファイルをちょっと弄ったり、Bonjour(iTuneアプリをインストールすると付いてくるPC間で直接接続するソフト)をインストールしたりと結構ややこしそうだ。

他は大体前回スマフォでやったVNC方式のようで、例えばRSのブログではx11vncというサーバーソフトを使っている。しかし、一番参考になったのはこのページ。なんと現行のRaspbianには最初からサーバーソフト(その名もVNCサーバ)がプリセットされているという。先にそれを言ってくれよと(;´∀`)

ラズパイのプリセットVNCを使う

このページによるとVNCサーバを立ち上げるには、ラスパイの設定でVNCを「使用可」にするだけでOKという。そこで、スタートメニュー>設定>Raspberry Piの設定に行き「インターフェイス」タブを見たのだが、何故かVNCの項目だけグレーアウトされ選択不能になっていた!なのでターミナルのraspi-configを起動し、Interfacing option > p3 VNCのところに行ったら何故かenableに出来た。

ラズパイを再起動すると、何やら読み込んだり設定したみたいで、デスクトップが立ち上がるとタスクバーにVNCサーバーの項目が出現した(記事にあるアイコンとは少し違うが)。そしてこれ以降はラズパイを起動するだけでVNCサーバーが自動的に立ち上がるようになった。

一方、前の記事で入れたtightserverは使えなくなっていた。プリセットのVNCサーバと競合するので削除されたのかもしれない。だからもし最初にtightserverなんて入れてなければ、GUIからVNCをONに出来たのかも。

PCにビューアーを入れる

次はPCにクライアントソフト(ビューアー)をインストールする。上の記事に従いRealVNCというサイトからソフトをダウンロードしてインストールしたが、記事にあるようなIPアドレスやパスワードの入力を施すような画面は何処にも見当たらない。よく見たら、インストールしたのは上述の”VNC server”だった。しかし、クライアントであるPCにはサーバーソフトとは別の何かが必要な筈。

すったもんだの末、VNC viewerというソフトを発見しインストールして再起動。File>new connectionを選択すると無事ラズパイのIPアドレスを入れる画面が現れた!

パーミッション設定

このままでは、サーバー(ラズパイ)との接続を確立できないので認証方法の設定を行う。

先ず、ラズパイ側のVNC serverを開き、右上Menu>Option>securityタブでauthenticationの欄をVNC passwordに設定する(※1)。次に同じ画面の下のタブusers & permissionを開きStanded user選択。Paswordボタンを押して適当なパスワードを入れる。

※1:デフォルトの”Unix Password”というのが、ラズビアンのユーザーパスワードの事ならそれを使っても出来たかも。

続いてPC側でVNCviewerを開き、上述の接続画面にラズパイのIPアドレスと適当な名前を入れてOKを押す。すると接続先を探してパスワードを聞いてくるので、さっきラズパイのVNCserverで設定したパスワードを入れる。暫くすると、ラズパイのデスクトップがPC上に出現した!

使い心地

今回はPCが有線で繋がってるせいか、スマフォで遠隔操作した時よりも遥かに反応が良い。マウスポインタの反応なんて体感上遅延ゼロで、ラズパイに直接マウスやモニタ(TV)を挿した時と変わらない。ブラウザ等の動きは相変わらず遅いが、それは勿論ラズパイの処理速度のせいだ(;´∀`)

因みにPC-ラズパイ間のファイル転送も簡単に出来る。ビューアー画面上辺にマウスポインタを持ってくるとツールボックスのようなものが現れるのでFile transferアイコンを押して、PC上のファイルを選択するだけ。

このようにPCで遠隔操作出来るようになってからは、ラズパイはTV(ディスプレー)から切り離し、PCの横で電源用USBだけ挿して使っている。苦労して買い揃えたOTGケーブルもUSBハブもHDMIケーブルも最早必要ない(^_^;)

因みに、PCにインストールしたVNCserverを立ち上げなくても、VNCviewerだけで以上の操作が出来た。ということは多分、PCにはVNCserverは入れる必要は無かったようだ。

再びスマホで操作

ここでふと気付いた、VNCviewerというのは前回スマフォに入れたアプリと同じじゃないか!ということは、ラズパイのサーバーソフトこそ違うものの、これでスマフォからラズパイを操作できそうな気がする。そこでスマフォのVNCviewerを起動し、前回と同じ設定「192.168.0.3:1」で接続を試みた。

ところが、接続先が見当たらないみたいなエラーを起してしまう。ラズパイのIPアドレスは合ってるので、違ってるとすれば最後の”1″(認識番号)か?そこで適当に0を入れて「192.168.0.3:0」にしたらちゃんと繋がった!

相変わらず操作性は良いとは言えないが、前回のtightserverでやった時より操作に対する反応は良い。これはサーバーソフトの違いなのか、それとも単に無線ルータの直ぐ横でスマフォを操作しているからなのか判らない。しかし何れにせよ、ラズパイにはVNCserver(デフォルト)、スマフォにはVNCviewerで全くOKと言うことだね。

VNCviewer上の表示サイズについて

ところで、ビューアーに表示されるラズパイのデスクトップの解像度は、ラズパイに繋いでいるディスプレーの解像度に自動的に設定されるようだ。ところが、ラズパイからディスプレーを切り離して起動すると、PCで表示される解像度が非常に小さくなってしまう。

これでは作業し辛いので、適当な解像度に変更する方法を調べてみた。なんか難しげな方法が色々出てきたが、どれも的外れだった。正解は「Raspberry Piの設定」で解像度を指定し、再起動するするだけ(写真は1624*768に調整後)。

まとめ

前回の記事を含めて、又しても壮大な回り道をしてしまったが、結局やるべきことはシンプル、かつPC/スマホ共通のアプリでよかった。以下、簡単にまとめる。

  1. ラズパイの設定でVNCをONにして再起動する。(すると勝手にVNC serverが立ち上がるようになる)
  2. VNC serverのOptionで認証方式をVNC passwordにして、適当なパスワードを設定する。あとラズパイのIPアドレスも控えておく。
  3. PC又はスマフォにVNCviewerをインストールする。
  4. VNCviewerにラズパイのIPアドレスと設定したパスワードを入れて接続を確立する。(スマフォアプリの場合IPアドレスの最後に”:0″か何か付け加える)
  5. ヴァーチャルデスクトップの解像度を変えたい場合は、ラズパイ設定で好きな解像度を選択する。

実にあっけないほど簡単!しかし、ここに至るまでの試行錯誤は仕方ないとしても、記事には最初からこれだけ書けば良かったと思われるのが一番つらい(;´д`)トホホ…

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